kazu22002の技術覚書

PHPer, Golang, AWS エンジニアの日々

新人エンジニアにはなにを教えようか悩みますが、まず生き方を教えたいです

すでに5月になり、新入社員の方達が研修やら仕事をして一ヶ月経っていますね。

ここ5年ぐらい新入社員の採用のない会社でしたので、ほとんど自分に関係がない時期でした。電車に乗って駅で黒のスーツ増えたなぁ。と思ったら大体この時期だと思い出してました。

現在は会社に所属していないので、さらに縁がなくなっていきそうで、ちょっと寂しいので考えていることを書いてみます。

(今年は珍しくお世話になっている仕事に新人さんが来たので、なにを教えればよかったのか悩んだので書きたくなった感じです)

何を勉強してほしいか

個人的には世の中で活躍できるようになってほしいと思っています。

会社だけで生きてくよりは、世の中で必要にされる技術を手にして、他の会社からも欲しいと思える人になってほしいと思っています。

そういう意味では、技術というよりは自分で生きていくための力を身につけて欲しいです。

  • 情報の得方
  • 人との関わり
  • 疑問を持つ
  • お金

技術的なことより生きるための手段のほうが個人的にはおすすめします。逆に言うと、生きるための手段を身につけていれば、技術的な面は素直に聞けるようになり、楽に働けます。世の中はいい人の方が圧倒的に多いです。

本当は自分の仕事が楽になってくれると助かるので、WEB系で僕のできることを超えて欲しいと思いますが、好みの問題もあるので、積極的には教えないですね。聞いてくれればできるだけ教えます。

それこそ、なりたい方向性を教えてくれれば、力になるよう努力します。

情報の得方

よく堀江さんの本で「浴びるように情報に触れる」ということが必要と書いてあります。アウトプットするには、いいインプットをしたほうがいいです。

できれば質と思いますが、まず情報の量を10倍ぐらいに増やして欲しいです。取得する情報量を増やしてから、どういう内容がいい情報か自分で判断できるようになって欲しいです。ある程度の情報量を見れるようになれば、自然と成長しているラインに入ると思っています。

まぁ、情報だけを溜め込んで動かない人にはならないようにしないといけませんが、まず情報量を増やすことはどの仕事でも必要だと思います。

では、なにをできるようにしてほしいか?

「情報の得方」を知ることです。

いまの時代は情報を得る手段は色々とあります。そこから自分にあったもの、必要なもの、手段をぜひ学んで欲しいです。

  • 新聞
  • SNS
  • ブログ
  • 自分で体験する
  • RSS
  • google アラート
  • 国の統計ページ
  • 論文
  • podcast

最初に知っておくと、どの分野にいっても通用するノウハウですし、習慣になればかなり強い印象になります。インプットしたらアウトプットすることで、さらにインプットが増えるので、怖がらずにアウトプットも一緒にやってほしいです。

このあたりの方法を先輩から聞くのが個人的にはおすすめだと思います。習慣とかよく参考にするサイトや人、情報や行動など。

自分は企業のエンジニアブログをRSSで購読したり、はてなブログを徘徊したり、本を常に買うようにし、podcastを聞くようにしています。

人との関わり

自分は苦手な方ですが、人との関わり方はぜひ一度考えて欲しいです。

仕事で関わる人が増えます。

ぜひ学びたいと思える人と出会えたら、誠意を伝えて教えてもらうよう努力してみるといいです。成長したいと思っている人を応援したい人は多いです。

個人的なエピソードは、研修の時に別チームで教え方がうまい人がいて「説明がわかりやすいと聞いて気になっています。なにを意識してますか?」と聞いてみたら「すごい考えてるんだよ。伝わっていて嬉しいわ。」と言われて、それ以降はいろいろと教えてもらえるようになった記憶があります。

すごいと思ったら、誠意と伝えてみると良いと思います。仕事で刺激がある人と関わる機会が増えると成長が早くなります。

良いメンターがいると成長の速度がかなり変わるので意識してみるといいです。

逆のパターンで、できるだけ関わらないように努力する人もできます。

個人的には、「人を利用する人」「勉強しない人」とはできるだけ関わらないようにします。

人を利用するだけの人は、人を簡単に潰します。自分のことしか考えず人の成長の望まない人もいるため、関わる人を見極める力は必要になってきます。

勉強しない人とは、話が通じないことが多くなります。それでも良いと思っているため、変化にとても弱くなります。話をすることで変わる人であれば、いいですが、人は結構変わらないものです。

人を変えるより自分を変える方がいいと思える機会が多くなります。環境や習慣を変えるのは、自分の意思で可能ですが、人は人です。

また苦手な人もあまり関わらないようにしますが、技術的に学べることがある時は必死に学びます。刺激がなくなったら、関わりを減らしたりしてきてますね。

良くはないですが、八方美人にする必要はないと思っています。自分は人が楽になるようなシステムを組むことを中心に考えるようにしているため、自分が辛い状況を避けるようにしています。

疑問を持つ

ぜひ疑問を持って仕事をしてください。

会社はよほどのことがないと変化しないことが多いです。人が関わると経費が発生するため、売り上げに関わらないことは動かないことが多いですね。

新人に求めているのは、変化の風を求めていることも多いです。

本当にこの作業は良いのか。もっと良くできないか。

少しでも疑問をもったら聞いてみるといいです。

また新人の人に関しては、「知らないこと」が前提にあるためなにを聞いてもいい状態だと思っています。中途の場合は逆に「知っている」前提になる場合が多く、質問も的を得る必要があったりと面倒な場面も多くなります。

新人の時代は、「何を聞いても良い」という特権があることを意識してほしいです。仕事ができると思っている人はあまりいません。ベンチャーじゃない限り大丈夫だと思います。

教えてくれない場合は、教えない人が悪いと思います。一緒に成長してくれる人がいい先輩、上司だと思います。

疑問をもって仕事をしてください。

お金

お金の勉強は、やったほうがいいです。生きていけるお金があると、人生の選択肢は広がります。

社会の仕組みや、稼いでいる事業や人は何をしているか知ることは必要です。

時代によってお金の価値も変わります。いまは信用があれば、生きていける時代とも言われていますが、お金の勉強をして損はありません。

会社がなぜ経営できているか。お金を稼げているから経営できているはずです。なぜ人がお金を払うのか、自社の会社はなぜお金がもらえているのか。ぜひ自社のビジネスモデルや自社が強いことを考えてみてください。

知っているだけで、自分がどう働けばいいかも少し変わると思います。

会社に縛られるのか、会社を活用するのか。個人で頑張るのか。

生き方は自分次第です。選択肢が増える要素として、お金はあったほうがいいと思います。(自分はまだお金がほしいと思っている人です)

自分で意識していること

色々と書きましたが、ぜひ自分の考えで楽しく生きていける人が増えて欲しいです。

ここまでは新人時代に意識したいことです。

10年間、仕事をしてきて今意識していることは以下です。

  • 本を買う(1万円以上)
  • 無茶な仕事もやってみる。そして早めに目処を立てる
  • 報連相を意識

意識していることは全然違ってますね。ある意味、新人の時に教えられることだったりします。

また、英語をできるようにしたいと思っています。英語ができるだけで結構世界は広がります。

どう生きるかぜひ考えてみてください。

SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル

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