確定申告の時期です。
会社員の場合、確定申告ってなんぞ?という方は多いと思います。
去年の売上から利益を計算し、国に収める所得税を申告する制度です。2月中旬から3月中旬に申告して4月中旬ぐらいまでに支払いを終わらせます。
所得税の額の決まり方
課税される所得金額に税率をかけ、控除額を引いた額になっています。課税される所得により税率が変わってきます。
所得税の税率は、分離課税に対するものなどを除くと、5パーセントから45パーセントの7段階に区分されています。
(課税される所得金額が7,000,000円の場合) 求める税額は次のようになります。 7,000,000円×0.23 - 636,000円= 974,000円
確定申告って会社員はなんで知らない人が多いの?
必要がない人が多いからです。
会社員の場合、所得税は源泉徴収という形で給料から天引きして、年間で収める額を毎月積み立てています。
大半は年間で収める所得税より多めに徴収されています。
じゃあ、どこで多く徴収した所得税は返してもらえるの?
それは年末調整で調整されています。年末調整は12月にいろんな書類を貼り付けて提出していると思います。控除等があるため給与だけでは判断できないので、年末にみんなで資料を提出していますね。
まれにボーナスの額が多すぎて年末調整で追加で納付するケースもありますが、本当に稀ですね。実際に聞いたことがあるため、ないとは言わないです。
12月前でやめて会社に所属していない場合は、自分で確定申告するケースもあります。会社って便利だなー。と思いながら辞める時期は選ぶ必要があったりします。
予定納税
確定申告をしている人で納税額が多くなると「予定納税」という制度がでてきます。
まだ利益が確定していない状態で去年の利益から同じぐらい稼ぐとみなされ、7、11月に一部を納付する制度になっています。
最初来た時は詐欺かなにかだと思いました。調べてみて制度が出てきたため急いで納めましたが、知らないとかなり恐ろしい制度だと思いました。
確定申告の時期に収める分の金額があればいいと思ってお金を使用していると、いきなり予定納税で税金を収める必要が出てくるわけです。仕入れで現金を使い果たしていたらどうなるか。
正直2年目が一番お金がなくなる時期だと思ってもらっていいです。前年度の税と今年度の税を収めるわけです。
お金あってよかった。
過去分も調べてみた
過去の所得税を調べてみましたが、過去の方が税率が高かったりします。
所得税だけで考えるのは危険ですが、所得税だけで生活が破綻することもあり得るレベルで納税していたんですね。
まぁ、そのぐらい稼いでいないため実際のところはわからないですが、節税が重要なわけです。
感想
高所得者の収めている税額は本当にすごい額になっていますね。正直金額をしっかり見るまでこんなに収めている人がいるの?と思うレベルの額になっています。
確定申告するまで収めている額についてあまり意識していませんでしたが、実際に自分で収めることで額の大きさを実感できますね。
源泉徴収、積立という仕組みはものすごい仕組みだと改めて感じている今日です。