kazu22002の技術覚書

PHPer, Golang, AWS エンジニアの日々

仕事の基準を判断する目を育てよう

人に仕事を依頼する場合、ゴールはどこか依頼する側が判断をする必要があります。

会社に委託する場合でも同じことであり、納品される内容に対して判断をおこなう必要があります。

この判断を「お任せで」と言い、上がってくるものに対して意見を言えない人は判断する目を養う必要があると思っています。

悪いものや批判に文句を言わないのであれば、育てる必要はないでしょうね。

ディレクションの大切さ

作る側も正解がわかっているわけでないため試行錯誤して取り組みます。ここで誰かと話ができてなにが良くてここを改良するともっと良くなりそう。とかコンセプトとこういう風に違う気がするけど、こういう風に直せたりします。という会話ができるのはかなりありがたかったりします。

一人で作る場合は特に気づかないことも多く、当事者でないので依頼者の意図を組みきれていない可能性が多々あります。

そのため、複数の案を持って行ったりすることでイメージ共有を詰めていくわけですが、「お任せで」や「いいですね」だけで意見がない場合に不安になるわけです。

「わかりやすくていいですね」「こういうコンセプトで考えていて合致して良いですね」「スマホっぽくないのがちょっと良くないと思うけどどうでしょうか」などなど意見があるだけで一緒に作っている感覚もできるのも良い傾向だと思っています。

同じ作業ばかりになると辛くなっていきますが、毎回刺激のある仕事にはいいディレクションが介在しているのでないかと思っています。

個人的によく聞く話は、デザイナーに任せた画面が上がってきていいね。と言ってシステムに組み込み、リリースする。

しかし、利用者からの新規デザインについて批判が上がってくる。一部の人だけならいいが、全体的に批判がきた際にデザイナーのせいになっていたりする。

完全にお門違いの話であって、組み込む側や「いいね。」と言った人もチームとして判断した結果ならチームの采配が良くなかったとどう改善していこうかを話すべきだろう。

デザイナーも常に同じサービスをみていないため、どこが重要で頑張れば良いのか、あまり使わない画面はそこまでこだわらなくてもいいか判断しづらいので、依頼側の判断を重要視する必要があるから適当なディレクションは質の低下にしか繋がりません。

近年のサービスを作るためのチームが組織の構成になったのは良いことだと思いますね。デザイナー部署とかサーバー部署とか分かれていても実際にサービスを担当してないから一時的に考えた内容で、継続的に良くしていく考え方にならないのは辛かったですから。

それこそ依頼して1,2週間待って。とかザラにありますからね。まぁ、みんな仕事をしているのでいきなり言われてすぐやれ。という横暴なことも言えませんしね。

どう目を育てる

ひたすら情報に触れるしかないと思っています。

webサービスを作っているなら、いろいろなサービスを使ってみて、使いづらいな。とか使いやすいな。とか思ったことに疑問を持ってみます。

なにが良くてなにが使いづらいのか、これを言語化できたりパターン化できればディレクションも的確になっていくことが多いです。

基本的には自分がいい。と思ったサイトを常に更新していく。という作業になります。

これは意外と意識をしたりノルマ化しないと、いろんなサイトには行かないと思っているため、多くのサービスに触れる。が一番効果的だと感じています。

あとは更新していく。という作業になるのは、業界の速度が早すぎるため一時期流行っていた機能が、アナリティクスなどで情報を集めるとよくない機能として報告されていたり、端末の操作性が増えていて便利になっていたりするため更新というのが適切かと思っています。

ただし一度審美眼が身につけば、流行をすこし追うだけ取り戻せるため、あまりにも身についてないかも。と思えば大量の情報に触れるを意識することが重要になります。

iphoneであればapp storeから毎日ランキングのアプリを確認して、触る。と意識したり、新しいwebサービスが好きな人に聞いていいサービスを試してみたりする工夫が必要だと思います。

雑記

多くの情報に触れる。は結構書いてますね。

慣れるまで情報に触れることを意識することと、慣れてからは自分で考察して自分なりの意見が言えるようなアウトプットや同じテーマの他の人のアウトプットを見るようにしていくと良いと思います。

偏った情報になるぐらいだったら満遍なくいろんな意見を見てみる。そこから自分なりの意見まで言えれば十分な基準を持てた状態になるんだと思っています。

良いと思った動画

細かいディレクションができてるのがすごいと思えた動画。それこそ良いものを作りたい人たちが作っているものというのが伝わるのがすごいです。

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