大量にメールを送受信する場合は、メールサーバーを立ち上げたほうがいいかもしれないが、そこまでの量のメールを送信するケースがない場合にサーバー構築が面倒なため適当なサービスを使ってみたいと思っていました。
問い合わせフォームをいろいろと作っているところ、気になっていたSESを使ってみました。
独自ドメインを用いたメール送信までの記事になります。
Amazon Simple Email Service
Amazon Simple Email Service enables you to send and receive email using a reliable and scalable email platform.
「信頼性と拡張のあるemailプラットフォームを使用して、emailを送受信できます」みたいです。
料金体系は従量制でAmazon EC2 でホストされているアプリケーションなら無料枠がありますね。
送受信する各 1,000 通の E メールにつき、0.10USD。ec2のt4g.microで約月8USDでですね。データとか通信量や管理費を考えて、月10万通以上ならec2でメールサーバーを立てた方がいいのかな。
最近はメールよりプッシュ通知のほうが主流と思っていますので、問い合わせ機能で使うことを考えるとSESは十分有用だと思います。
ドメイン登録
Amazon SESを使うための登録作業をしていきます。
今回は独自ドメインを使用したいので、SESのサービスを開き作業していきます。
- Domainsへ遷移
- 「Verify a New Domain」をクリック
- 使用するドメインを入力し、「card-design-preview.com」をチェック
- 「Verify This Domain」クリック
- 表示される内容をメモ(DNSに設定をおこなう内容になる)
- 一覧が表示される
一覧にstatusがpending verificationと表示されるため、まだ使用できない状態です。DNSレコードを登録することで送信可能な状態になります。
DNSレコードの設定
個人的にお名前.comで取得しているドメインがあるため、今回はお名前.comに設定を行いました。
参考リンクを貼っておくので、今回は省きます。
SESのステータス変更を確認し、テスト送信
DNSレコードの設定が正しくできると、Verification Statusがverifiedに代わり送信可能になりました。
送信できるかテストしたいところですが、まだSandbox状態のため登録されたEmailAddressにのみ送信可能な状態です。
- EmailAddressesに移動
- 「Verify a New Email Address」をクリックし、Email Addressに使用するアドレスを入力
- 「Verify This Email Address」をクリックする
- 登録したメールアドレスに確認メールが送信される
- 受信したメールから確認用のURLへ遷移
- Verification Statusがpendingからverifyに代わり、完了
この状態で、登録したメールアドレスにメールをテスト可能になります。
Domainsに戻り、「Send a Test Email」からテスト送信して、送られれば完了です。
実際に登録したドメインを利用したい場合はAWSの審査が必要になるみたいです。スパム等の対策みたいです。
東京リージョン
2020年の7月以降に東京リージョンで使えるようになっています。
記事を探すと海外リージョンが多いですね。
雑記
ec2インスタンスのt4gインスタンスが出ているのを初めて知りました。
情報を追ってないのがよくわかります。。。